加藤勝信財務相が訪米し、24日(現地時間)にベッセント米財務長官と会談する見通しとなった。トランプ氏は米国の貿易赤字の縮小や製造業の復活のため「ドル高」を問題視しており、会談で議題にのぼる可能性もある。
加藤氏は23~24日に米ワシントンで開かれる主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席する。終了後にベッセント氏と会う方向で調整している。
ベッセント氏との会談を控え、市場では警戒感が高まっている。21日の東京外国為替市場で円相場は一時、昨年9月以来、約7カ月ぶりの円高ドル安水準となる1ドル=140円台をつけた。会談で米国からドル高是正の要求が強まるとの見方に加え、トランプ氏が連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の解任を検討していると報じられたことでドルの信認低下が意識されたからだ。
ただ、会談の中身はまだ読め…